講談との出会い
- 2018.12.15
- お笑い

12月14日
定席寄席のない渋谷で行われている落語、講談、浪曲などの定期公演会「渋谷らくご」へ。
この日を選んだのはお目当ての人がいるからだ。
落語を聞くようになったのは6年ほど前の事。
新宿にある末広亭の寄席にちょこちょこ通いはじめ、ふとしたことから深夜寄席なるもの知った。
この深夜寄席は一人前とされる「真打ち」になる前の「二つ目」の方々が4名見れて500円。(今は1000円)
さらに土曜の21時半からと仕事が早く終わったときにちょうどよい時間帯。
普段の寄席と違い、客層も若く、話すネタも若者向け。
面白いし勉強になる。
こんな素晴らしい場所は他にないと思い、何度か通っていた。
そんなある日いつもの落語の最後に出てきたのは講談師「神田松之丞」。
落語と講談の違い。
講談師が80人程しかいないこと。
「卍巴と降る雪の中、、、」と意味が解らなくてもスルーしていい事。
はじめての講談でもすんなり入っていけるようなまくらから入ったかと思うと、大迫力の本編へ。
本当に言葉だけなのか?と信じられないほどの没入感。
あれよあれよと引き込まれ。
時間を忘れ、ただただ聴いた。
話しが終わり、残ったのは興奮とたっぷりの手汗。
こんな人に出会えたことに感動した。
その日の他のネタは記憶にないほどに。
それから5年が経ち、14日に至ったわけです。
12月14日は赤穂浪士が討ち入りを決行した日という事で、今回は「義士伝」から「大高忠雄と宝井其角」の一席だった。
この話しの始まりが「卍巴と降る雪の中、、、」であり、先の話を思い出したわけです。
最期に物販でPen+とCDを購入しサインして頂きました。
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